12月12日・14日はクリスマス祝会でした。
年中組は『わがままな大男』というお話をもとに劇を行いました。
本のあらすじをご紹介します。
ある街に大男さんの住む大きなお屋敷に広いお庭がありました。お屋敷を留守にしていた間、お庭には子どもや小鳥が毎日遊びに来ていました。
ある日、大男さんは、自分が留守の間に子どもや小鳥が勝手に入っていたことに気付いて怒って追い出し、入り口を塞いでしまいました。そして、誰も遊びに来ることができなくなりました。
そんな大男さんのお庭だけは、春が来ず、いつまでも冬のままでした。「どうしてだろう?」と考える大男さんに、北風が囁き気づかせてくれます。
大男さんがお庭の入り口を開けると、春風が吹いてきて春が来ました。そして、子どもも小鳥もやってきて皆で楽しく遊ぶのでした。
このお話を子どもたちと一緒に読むと、
「子どもと小鳥たちはお庭で遊べなくなって、悲しかったよね…」
『大男さんは勝手に入られたことが嫌だったのかな?でも追い出すのは意地悪だよね〜』
「お庭使っても良い?って聞いたら、入り口を塞がなかったのかもしれないね!」
などと、お話から役の気持ちを想像して考える姿が見られました。
この話し合いを通して、
「大男さんは怖そうだから、ドシン!ドシン!と、力強く歩こう!」
『考えるところでは、こんなポーズをしたらどうかな?』
「北風さんや春風さんはオーガンジーをひらひらさせるために、腕をしっかり動かさないとだね」
「小鳥さんはピヨピヨってジャンプするといいかな?」
身体や小物を使いながら、役になりきり表現する楽しさや、友だちと一緒に一つのことに取り組む喜びを感じることができました。
当日は、たくさんの保護者の方に見て頂き、
子どもたちも誇らしそうな表情が印象的でした。
この経験が子どもたちの自信に繋がり、
今後の生活や遊びで活かされることと思います。