年中組では、クリスマス会の劇のお話はクラスで好きな絵本からを選び、劇遊びを楽しんできました。
お話が決まったのは、11月中旬。
その時期は、ブレーメンの人形劇を見た後でしたので、動物、プリンセス等のペープサートやお面を作っての創作劇遊びを楽しんでいる時期でもありました。
クラスでのお話が決まると、さっそく舞台を作り始めたさくら組。
さくら組のお話は「三匹のやぎのがらがらどん」です。
トロルの橋、川、草場。 そして、登場人物のお面やペープサート。
役になれるアイテムを作り、遊びが展開していきます。
「だれだ、おれのはしを がたごとさせるのは!」
絵本の中の繰り返しのセリフ、印象に残る場面の表現を楽しんでいました。
劇遊びが進んでいくうちに、やぎ達は作戦を立てて橋を渡ったのでは?と想像が膨らんでいきます。
2番目やぎ達は、お腹を空かせたトロル達に野菜をあげよう。という考えになったようです。
野菜の名前は知っているけど、どんな形?どんな色だったかな?と、記憶をたどってみますが、画用紙で再現しようとするとなかなか思い出せません。
そこで図鑑で調べ作っていくことになり「ねぎの葉っぱは、真っすぐ」「にんじんはこんな形」とトロルに渡す野菜はたくさん出来上がっていきました。
さくら組オリジナルのがらがらどんのお話が出来上がっていきました。
こすもす組では・・・
「てぶくろ」のお話に登場してくるおしゃれきつねさん達が、おしゃれグッツを作って遊んでいます。
「おしゃれなかばんを持ってお出かけするの。」
「ネックレスやイヤリング付けたいな。」
「口紅作ったよ」
おしゃれな物が次々出来上がり、かばんの中がいっぱいになっていきました。
クリスマスの祝会でも、自分達の作ったアクセサリーを付け、かばんの中にはお財布や口紅を入れておしゃれなお姉さんきつねになった気分で、登場してくれることでしょう。
ひまわり組は「三匹のこぶた」のお話です。
ひまわり組でも三匹のこぶたのお話を人形劇にして遊んでいる子ども達の姿がありました。
テーブルの上に、絵で描いた わら、木、レンガのお家を置き、子ぶた、おおかみはカップに付け人形を動かし、役のやり取りをしながらお話の世界を友達と一緒に楽しんでいます。
おおかみがぶたを追いかける場面がお気に入りで、「まてー」「怖いよー助けて」「いいよ」やり取りを繰り返していたり、また時にぶたが食べられてしまうなど子ども達のオリジナルの楽しみ方で遊んでいます。
友達とお話のイメージが共有でき劇遊びが進めていけるからこそ、友達のアドリブにも瞬時に合わせ応答し、その展開の面白さを感じている子ども達を見ることが出来ました。
来週は、クリスマス会を迎え、子ども達が楽しんできた劇遊びをたくさんの保護者の方に見ていただきます。劇遊びの楽しみ方は各々違いますが、クラスみんなでお話の世界、またその役になって演じることを楽しみたいと思います。