年中組~勤労感謝の会~

11月23日は勤労感謝の日でした。

 

そこで、様々な仕事があることを知り、お仕事をしてくださっていることで生活することができることに気づいて、感謝の気持ちを持つことができるよう、勤労感謝の会を行いました。

 

今回は、大工のお仕事をされている方のお話を聞かせていただきました!

 

「大工さんってどんなお仕事かな?」とみんなで考えてみると、「お家作ってくれる人」「木を切ったりする」と、普段見たことがある大工さんの様子を思い出して答えてくれました。

 

大工さんには、お家を作る家屋大工と、神社やお寺を作る宮大工があることを教えていただき、今回は宮大工のお仕事を教えていただきました。

 

 

1番最初のお仕事は、”設計図”を描くことから始まるそうです。

長さや建物の形など、細かく丁寧に書かれている実際の設計図を見せていただきました。そして、使う木は買いに行くのではなく、森に行って実際に選んで木を切るそうです。

 

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今度は大工さんが使っている様々な道具を紹介してもらいました。

のこぎり、トンカチ、カンナ、ドライバー、曲尺など、子どもたちが知っている道具から初めて見る道具までいろいろありました。

一つ一つの道具を実演して下さり、職人技に子どもたちも「すごい!!!」と目を丸くして見ていました。

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そして、実際に道具を使って体験させていただけることに!!

 

 

実際にのこぎりを使った子は「(刃が怖くて)ドキドキした」と、鋭い刃がたくさんあるのこぎりに少し驚いた様子でした。

ドライバーは「(最後まで釘が入ると)途中で動かなくなったよ」と、実際に使ってみることで気づくこともあったようです。

切った木くずからは、とても良い自然の檜の香りがしていました♪

 

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そして、子どもたちから事前に聞いた質問コーナーでは、「お仕事で大変なことは何ですか?」という問いかけに「夏は暑くて冬は寒い中で作業をすること」と答えていただきました。春夏秋冬問わず、一生懸命外でお仕事をしてくださっていることの大変さを知ることができました。また、子どものころに大工さんを見て憧れを持ったことがきっかけで、大工さんになることを決めたそうです。「だから、みんなにもかっこいいな、なりたいなという夢を持つ気持ちをこれからも大切にしてほしい」とお言葉をいただき、子どもたちの心に響くお話をたくさん聞かせていただきました。

 

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普段見ることのできない道具や仕事内容、作ることへの情熱や思いなどを知ることができ、また実際に道具に触れて体験させていただき、子どもたちにとって貴重な体験となりました。「かっこいい」と、あこがれを持ち目をキラキラと輝かせていた子ども達でした。

 

これからも、”大工さん”というお仕事をはじめ、様々なお仕事に関心を持ち頑張ってくれている人たちに感謝の気持ちをもって過ごしていきたいと思います。