年中組 ~ 勤労感謝の会 ~

11月23日は勤労感謝の日。そこで、生活の中で身近な人たちがどんな仕事をしているのかを考えたり、知ったりし、感謝の気持ちを感じる機会が持てるように勤労感謝の会を設けました。

 

21日は、消防士の方に来ていただき、お話を聞きました。

消防士には救急隊、救助隊、消防士と、様々な役割があり、同じ消防士でも仕事の内容が違うことを知りました。

火事を消すだけでなく、火事が起こらないように検査をしたり、火災が起こった原因を調べたりする人、けがをした人を救急車で運ぶ人、事故や火災で逃げ出せない人を助け出す人など、消防には人を守るための仕事がたくさんあることを知り、子ども達も興味津々でした。

 

消防署にある車も紹介して下さりました。はしご車や救急車は「乗ったことある!」「見たことある」と、子どもたちが知っている車もたくさんありました。

 

はしご車は40メートル(ビルの13階の高さ)まで届くことや、タンク車の中には水が4000ℓも入っていることなども聞き、数の大きさがまだ難しい子ども達も初めて聞く大きな数字に驚いていました。

 

子ども達の様々な質問にも答えていただきました。

「寝ているときに火事が起きたらどうするの?」という質問には「火事が起きたら大きな音のサイレンが鳴るから、起きてすぐに出動するんだよ」と教えていただきました。

また、「火の中は暑くないの?」という質問には、「燃えない服(防火服)を着ているから熱くないし、燃えないんだよ。燃えないための服やボンベは、全部で20キロほどあるから、早く着られるように毎日訓練しているよ」と教えていただきました。

 

”消防士”という仕事は、火事が起こったときに火を消すだけではなく、人々の安全を守るために様々な訓練をしたり、実際に災害が起こったときにすぐに助けられるように考えたりなど、日頃から準備をしてくださっていることを知ることができ、子どもたちにとっても貴重な体験となりました。

 

また、こども園内ではどんなお仕事をしてくれている人たちがいるのかをみんなで考えました。給食を作ってくれる調理員さん、バスの運転士さんなどを思い浮かべて、子ども達からも声が挙がりました。

自分たちの周りにはいろいろなお仕事をしてくれているから、毎日楽しく過ごせていることを改めて感じ、「ありがとうしたい」という子どもたちの思いから、今回は事務室の堀さんに来ていただき、日頃の感謝の気持ちを伝える機会を設けました。

 

「これからもお仕事がんばってって伝えたい」という子どもたちの思いを言葉にしたり、プレゼントを作ったりして感謝の気持ちを伝えることができ、堀さんも子ども達もとても嬉しそうでした。

 

勤労感謝の日を通し、仕事をしてくださっている方々がいるおかげで幸せに過ごせていることを改めた感じ、世の中の人たちのことも考えたり知ったりする機会となりました。これからも日々感謝の気持ちを持つことを大切にして過ごしていきたいと思います。