恵泉幼稚園では、毎月避難訓練を実施し、職員が子ども達を安全に避難させる方法や、子ども達が安全に避難する方法が身に付けられるよう訓練を行っています。地震・津波・火事・不審者など様々な想定し、クラスでの訓練や全員で避難するなどの訓練に取り組んでいます。
今月は、「地震・津波」の想定です。
一学期のころから各クラスで、防災頭巾をかぶる。笛が鳴ったら先生のそばに集まる。”ダンゴムシのポーズ”で頭を守る。等の訓練をしてきました。
今回も ㋔さない ㋩しらない ㋛ゃべらない ㋲どらない の ”おはしも”の言葉を思い出しながら、全員が迅速に避難することができ、真剣に取り組む様子が見られました。
そして今回の避難訓練では、女性消防団”ひまわり隊”の方々に来園していただき、火事、水害、誤飲などのお話を紙芝居や写真を通して聞かせていただきました。(3歳児~5歳児)
・ライター・マッチでは遊びません(火事)
・飴のごみ(切り取った小さいほうも忘れずに)捨てる(誤飲)
・下にあるおもちゃは赤ちゃんの手の届かない高いところへ(誤飲)
そして、水害です。
先月の台風、大雨による水害の実体験の話もお聞きしました。
・事前の避難に対する備えが大切(どこに、いつのタイミングで 何を持って)を家族で話し合っておく。
・大水は道路にあるもの(穴、坂道、溝など)を隠す。長い棒を持って歩いて避難する。
など。テレビなどで水害を目にする子が多かったようで、子ども達も関心を持っていたようでした。
最後は、火事の際の実演習です。
「おはしも」の最後に「て」が加わり、”㋢はくちに” です。煙を吸わないように手やハンカチを口に当て避難します。又煙は上へ登っていくので、煙を吸わないように(シーツを煙に見立て)姿勢はかがめて。と、火災時の避難訓練を全員で行いました。
3fへの避難から火災の訓練まで一時間ほどの長時間となりましたが、どの話も自分たちの命を守る為に大切なものであると子ども達も感じている様子で、最後まで関心を向けて聞くことができました。
災害は、いつ、どの場所で起こるかわかりません。実際に被害に合った時のパニックを、少しでも抑えられるようにする為の避難訓練です。
今後も、実際の避難だけでなく、絵本、写真、イラストなど「視覚的」な教材も用いながら、防災について考えていきたいと思っています。